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【日本古代史】阿波忌部氏とは・・・天磐戸神社編!

阿波忌部の歴史的な謎を探ってみる!

【日本古代史】阿波忌部氏とは・・・天磐戸神社編!

こんにちは、日本古代史のブログを書いているshigeです。今回は、阿波忌部氏について紹介したいと思います。阿波忌部氏とは、古代の阿波国(現在の徳島県)に勢力を持っていた豪族で、神事や祭祀を司っていたとされます。阿波忌部氏の起源や活動については、多くの謎が残っていますが、その一端を垣間見ることができるのが、天磐戸神社です。

天磐戸神社は、徳島県鳴門市にある神社で、阿波忌部氏の氏神として信仰されていました。祭神は、天照大神の御子孫である天津彦根命と、その妃である天津彦根命の妹である天津彦根命の妹です。この二柱の神は、阿波忌部氏の祖先とされています。天磐戸神社には、阿波忌部氏に関する貴重な史料が多数残されており、その中でも特に有名なのが、「阿波忌部氏系図」です。「阿波忌部氏系図」は、阿波忌部氏の歴代当主やその子孫を記したもので、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて作成されたと考えられています。「阿波忌部氏系図」によると、阿波忌部氏は、天津彦根命の子である彦火火出見命から始まり、その後も多くの武勇や功績を挙げた人物が続きます。例えば、第十一代当主の忌部麻呂は、大化の改新に協力し、第十三代当主の忌部麻呂は、壬申の乱で大海人皇子(後の天武天皇)に味方しました。また、「阿波忌部氏系図」には、阿波忌部氏が関わったとされる伝説や逸話も記されており、その中でも有名なのが、「天磐戸伝説」です。「天磐戸伝説」は、天照大神が岩戸に隠れた際に、阿波忌部氏が岩戸を開けるために奉仕したというものです。この伝説によれば、阿波忌部氏は、岩戸を開けるために酒や食物を用意し、また舞や歌を披露しました。その中でも特に印象的なのが、「岩戸開き舞」です。「岩戸開き舞」は、岩戸を開けるために踊った舞で、現在でも天磐戸神社で奉納されています。「岩戸開き舞」は、阿波忌部氏の精神性や信仰心を表現したものと言えるでしょう。

以上が、阿波忌部氏と天磐戸神社についての紹介でした。阿波忌部氏は、古代の阿波国の歴史や文化に大きな影響を与えた豪族であり、その痕跡は今でも天磐戸神社に見ることができます。阿波忌部氏の歴史や伝承に興味のある方は、ぜひ天磐戸神社に足を運んでみてください。それでは、また次回のブログでお会いしましょう。